マスタースイッチからロック線・アンロック線を取り出す方法
マスタースイッチとは、運転席ドアに付いている、集中ドアロックスイッチや
パワーウィンドウスイッチなどが集まっているユニットのことです。
対象車種
●ノア・VOXY(R70系)
●ウィッシュ(E20系)
マスタースイッチを裏返します。
矢印の融着部分を3箇所除去して、外周部の爪を外して分解します。
融着部分は、カッターナイフで除去します。
内部の回路基板を取り出します。
「T27」と書かれているところに緑線を半田付けします。(ここがロック信号です)
リード線はこの方向から半田付けしてください。
青線はこの部分に半田付けします。(ここがアンロック信号です)
写真の位置関係になるように、半田付けしたリード線を通してください。
このリード線は、先端部に細いコードを使用しています。
太いコードでは半田付けがうまくできませんのでご注意ください。
クリーム色のカバーも加工します。
○印の部分にリード線が通る溝を掘ります。
溝の掘り方。
半田ごてを使って「カベ」に穴を開けます。
リード線が2本通る大きさです。
元通りに組み立てれば完成です。
削り取った融着部分はそのままでも大丈夫だと思います。(ケースがツメでしっかり固定されています)
取り出したロック線(緑)とアンロック線(青)は、車速感応ドアロックユニットの緑線と青線に接続します。
マスタースイッチの改造を有料(2,800円)にて承ります。 詳しくはメールにてご相談ください。 |
※写真では半田付け部分が大きく見えますが、実際にはかなり小さいです。
電子部品の半田付け経験が無いかたにとっては、かなり難しい作業です。
実際に回路を壊してしまうかたが多いのでご注意ください。
少しでも不安がある場合は、私に作業依頼してください。(私の手元に届き次第、最優先で作業します)
マスタースイッチを外しても車は走行可能です。ドアロックすることも可能です。